【免疫力低下】肌荒れに冷えや風邪をひきやすい体質を改善するために

免疫力向上のために来院された女性（40代/自営業）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

疲れがとれにくく風邪もひきやすい体質が主訴。睡眠障害もかかえ頭痛も併発。強度の首こり肩こりも患い、冷え性や肌荒れなど自律神経障害も著明。食欲は問題なし。

立位の姿勢での前・外側荷重が顕著で反り腰も確認。片足立ちテスト不安定性大で、足の裏、前・外側に肥大したタコ。頚部の筋膨張、骨盤部の筋硬直を認め、自律神経系の障害に関与していると推測。

来院に至るまでの経緯

40代を境に以前よりも明らかに寒がりになり、体質が大きく変化する。夜もグッスリ眠れなくなることが増え、一日の疲れも取れにくい。その影響から定期的に風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。

仕事と家事の両立で生活習慣も乱れがちになり、睡眠不足や運動不足もたたり、免疫力の低下も肌で感じている。

このままではダメだと心機一転、体質を変えようと一念発起し来院。免疫力を向上させて、とにかく風邪をひきにくい体質にしたいと切望している。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析により、反り腰による骨盤と頚椎への過負荷と血流障害および筋緊張過多、呼吸量低下、代謝低下と判断。

施術内容と経過

骨盤の矯正と可動域回復、代謝の向上を最優先とした骨盤矯正と筋力強化、頚部と肩の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢調整、血菅加圧トレーニング法による血流促進および筋力強化をメインで施術開始。

頚部から肩、骨盤と下半身にかけてのリンパ調整を行う。

立位時の姿勢指導も行い、親指側・内側とかかとに重心を意識して立つ脳内イメージを強化させる。

あわせて栄養指導を行い、代謝を向上させるナッツや大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHA、ブロッコリースプラウトなどのビタミンを多く含む食品の積極的な摂取を指示。

また、成長ホルモン促進のための入眠時刻と入眠前に行う3分程度の呼吸法も指導。

週1回ペースで施術を行い、7週目に股関節の可動域改善がみられる。10週目には前傾姿勢が大きく改善に向かい呼吸量と代謝力も安定へ。体調の波は多少残存しているが、症状は沈静化の方向へ。

再検査による立位検査での重心位置、股関節可動域の回復。頚部と下半身の筋硬直も消失し、呼吸量も安定。以前のような寒くてたまらない感覚も少なくなり睡眠状態も良好。

ご本人が理想とする免疫レベルまでほぼ到達、とのご報告を受ける。

施術開始、約4か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。

院長からのコメント

触診の際に足と手先の冷えを非常に強く感じました。そのため代謝の向上に努め、骨盤の安定や血管加圧トレーニングによる血流促進をメインで施術を行いました。

おかげで冷えの感覚も少なくなり、いつもはこの時期に必ず引いていた風邪もまったく大丈夫だった、とのお声を頂きました。

代謝が上がり、ナチュラルキラー細胞などの免疫細胞が活発になることで、風邪に負けない強い身体へと体質変化できたのだと考えております。

免疫力はウイルスのみならず、腰痛や肩の障害などにも密に関わりますので、健康維持には絶体に無視できないものなのです。

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