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【変形性股関節症】椅子から立つ動作と痛みで走れない足の付け根痛の症例
変形性股関節症で来院された女性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
椅子から立ち上がる時と階段の昇降時の痛みが主訴。正座をすることは可能であるが、長時間のデスクワーク後の初動の動作痛が顕著。早歩きも困難な状態。
立位正面姿勢の観察から、両足の外側荷重および右足前方過荷重が著明。足の裏外側と前部に肥大したタコを確認。夜間や日中問わず、足のつりも発生。不定期に頭痛も併発。
来院に至るまでの経緯
数年前から股関節の痛みが徐々に強くなり、レントゲン検査で股関節の変形を確認。医療機関や整骨院で治療を行うも大きな変化が見られない。このままマッサージ主体の治療を継続してもよいのかと葛藤を抱える。
そんな時に、歩き方や免疫力を高める治療院があることを知人から聞き、その後当院に来院。
今後、手術も視野に入れておいた方がよいと医師から助言を受けるも、どうしても手術だけは避けたいという思いは強い。贅沢は言わないが、せめて早歩き程度ができるまでには回復したいと施術を希望。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 血中酸素濃度基準値以下
- 外側荷重による内側広筋、前脛骨筋と腸腰筋など腹部筋群の弱化
- サーモグラフィーによる下半身の温度低下
- 片足立ちテストの不安定性大と骨盤のゆがみ
- 血液データの分析からタンパク質・ビタミン群の欠乏
検査結果の分析から、極度の外側荷重と前方荷重による過負荷と骨盤筋群および下半身の筋力低下、血流障害と判断。
施術内容と経過
下半身、主に股関節周辺を強化させるための姿勢矯正と骨盤部、下半身の筋力強化および血流促進と賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理学に基づくリンパ調整療法とペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による筋力強化をメインで施術開始。
骨盤から下半身にかけてのリンパ調整を行う。
立位と坐位の姿勢時に親指・内側とかかと、おへその下・丹田の位置を感じて立つ意識への脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を強化させるナッツなどのタンパク質、EPA・DHAやブロッコリースプラウトなどビタミンを多く含む食材の積極的な摂取を指示。また、成長ホルモンを安定させるために入眠する時刻を指定。
初回~2週目/週2回ペース
機能回復など主症状は大きな変化はなし。一進一退の状況。
2週目~4週目/週2回ペース
身体機能の大きな変化は無し。いまだ一進一退。
1か月経過/週1回ペース
機能回復は一進一退。大きな変化はまだ無し。
2か月経過/週1回ペース
外側荷重の姿勢に変化がみられはじめる。日常動作の身体症状が徐々に改善の方向へ。
3か月経過/週1回ペース
椅子の立ち座り、階段の昇降が徐々に正常に向かい始める。筋力回復への兆しがうかがいはじめる。

5か月目の再検査による立位の姿勢、骨盤から下半身の筋力と血中酸素濃度ともに基準値クリア。栄養状態も理想値へ到達。早歩きも少しずつではあるが可能になり、日常生活の行動制限が軽減する。
ご本人が目標とするレベルにまで今現在、7割達成との報告を受ける。
施術開始6か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

下半身の筋力強化です
今回の症例では股関節を取り巻く筋群の筋力低下により負荷がかかり、痛みが発生しました。そのため股関節周辺の筋力の強化に全力を傾けました。
変形もあり、痛みが完全に取れることは難しいですが、日常生活に大きな支障のないレベルまで到達することは可能です。
今後は定期的なメンテナンスを継続しながら、どれだけ良好な状態を維持していくかがこれからの課題になります。
変形性股関節症でお悩みなら…
変形性股関節症について解説しているこちらのページもお読みください。




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