お気軽にご相談ください!
【手根管症候群】痛みとしびれで指先の細かい作業が困難な手首の神経痛の対策
手根管症候群で来院された女性(60代/自営業)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
デスクワークやパソコン操作、細かい指先の動作中などに発生する痛みとしびれが主訴。就寝時にも不定期で痛みとしびれが発生することもある。更年期を境に頭痛と倦怠感も併発し、手根管症候群との関連が推測。
立位の姿勢で左外側への体幹の傾きを確認。過去に肘関節の骨折歴あり。
来院に至るまでの経緯
更年期を迎えた頃からたびたび頭痛や倦怠感に悩まされてきた。そこから腕の重さ、だるさへと移行し、次第に痛みやしびれへと推移する。その後医療機関を受診し手根管症候群と診断。
手根管症候群について色々と検索したところホルモンバランスも影響すると知る。東洋医学も取り入れて医科との併用治療も模索していた時に、友人から当整骨院の情報を聞き興味を持ち来院。
とにかく腕を使う仕事のため、早く改善してまだまだ仕事を頑張りたいと施術を希望。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 立位正面での左外側の過荷重および巻き肩
- 胸鎖乳突筋・僧帽筋・腕橈骨筋の過緊張と運動制限
- サーモグラフィーによる上腕部と前腕部の温度は正常
- 血液データの分析によるタンパク質とビタミン欠乏
- 血中酸素濃度基準値以下
検査結果の分析により、左外側過荷重による過負荷と巻き肩からの上腕部、前腕部のスパズム、血流・神経障害と判断。
施術内容と経過
姿勢の改善を最優先とした姿勢矯正と上腕部、前腕部の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による上腕・前腕筋群の強化および賦活をメインで施術開始。
首・肩・上肢のリンパ調整と血流促進を行う。
立位時の姿勢指導も行い、特に左半身を親指側・内側に意識して立つ脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させる大豆・ナッツなどのタンパク質やサバなどのEPA・DHAを多く含む食品の積極的な摂取を指示。また、成長ホルモンを安定させるために就寝の時間帯を指定する。
週2回ペースで施術を行い、約4週目に業務時の疼痛・しびれの減少がみられる。7週目には疼痛・しびれが大幅に減少。痛みは多少残存しているが、症状は沈静化の方向へ。

再検査による姿勢検査での左側の重心点、上腕部・前腕部筋群の可動性、神経伝達性の基準値クリア。頭痛や倦怠感の頻度も減少。業務時と就寝時、日常生活での疼痛・しびれも消失し、上肢運動痛が完全に消失し機能が回復する。
施術開始約3か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

手先も姿勢が重要です
手根管症候群の原因も行き着く先は姿勢が大きく影響していることが多いです。巻き肩など、腕に負荷がかかる姿勢が継続することで血流が阻害され手首の方まで波及していきます。
手根管症候群の要因の一つである糖尿病や甲状腺疾患などの疾患がなく、なかなか改善しない症状でしたら、もしかすると姿勢が関与しているのかもしれません。
手根管症候群でお悩みなら…
手根管症候群について解説しているこちらのページもお読みください。




細胞生理学理論に基づいた新しい施術を体感してみませんか?
今月のご予約枠
ご予約多数のため、お早めにお問い合わせください。
初回は1日2名まで


根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。