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【インピンジメント】水泳肩と野球の投球時に痛む肩の運動痛対策
インピンジメント症候群で来院された男性(20代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
腕の挙上時の痛みで全力でボールを投げられない状態。また、水泳でのクロールの動作でも痛みが強く出る。日常生活動作では、着替え中に腕を上げた時と洗髪時に痛みが生じている。
立位姿勢で右の巻き肩の確認。過去に足首の捻挫を頻発。夜間痛は無し。
来院に至るまでの経緯
当初は草野球での肩の違和感から始まり、徐々にプレー中の肩の送球時の痛みに増大する。日常生活動作でも運動痛はあるが我慢はできるレベル。
スポーツクラブで水泳のトレーニングも行っており、痛みによる可動域制限のため、全力で運動できない状態に陥っている。
草野球でも全力でボールを投げることができなくなっており、早く治して野球と水泳を楽しみたいと施術を希望。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 立位正面での右外側の過荷重および巻き肩
- 僧帽筋・肩甲骨筋群の過緊張
- サーモグラフィーによる肩甲骨部の温度は正常
- 過去の足関節捻挫による足首のねじれと不安定症
- 血中酸素濃度基準値で異常なし
検査結果の分析により、右の巻き肩・外側過荷重による肩関節への摩擦と過負荷と判断。
施術内容と経過
巻き肩の補正と運動時の軸の調整を最優先とした姿勢矯正と肩甲骨の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による肩甲骨筋群の賦活をメインで施術開始。
首・肩・肩甲骨周辺のリンパ調整と血流促進を行う。
立位時の姿勢指導も行い、特に右半身を親指側・内側にして立つ脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させる大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHAを多く含む食品の積極的な摂取を指示。
週1回ペースで施術を行い、約4週目に日常生活時の疼痛減少がみられる。5週目には投球時の運動痛、水泳の運動痛が減少。痛みは多少残存しているが、症状は沈静化の方向へ。

再検査による姿勢検査での体幹軸の正常位、肩甲骨筋群の可動性と足関節の重心の基準値クリア。水泳時や野球の投球時、日常生活での疼痛も消失し、肩関節運動痛が完全に消失する。
施術開始約2か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

肩の障害は下半身です
インピンジメント症候群に限らずですが、肩の障害には過去の足のケガの古傷が大きく影響することが多々あります。下半身の不安定さを上半身が補おうとするために、肩に無意識の内に負担が蓄積されていきます。
そのため足首の補正は肩の障害すべてにおいて、欠かすことのできない必須事項になります。
インピンジメント症候群でお悩みなら…
インピンジメント症候群について解説しているこちらのページもお読みください。



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