お気軽にご相談ください!
【仙腸関節炎】乗馬中の振動で尾てい骨も痛む腰痛対策
仙腸関節炎で来院された女性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
乗馬のレッスンの走行時に左仙腸関節部に疼痛が発生。乗馬時の振動による関節部の鈍痛と、馬に乗る時に足をかける動作での強い痛みが著明。日常生活動作では起床時と着替えなどの前屈時、体を前に曲げる動作で痛みが増大する。
不定期だが、長時間のデスクワーク時にも、尾てい骨部に鈍痛を認識。足のしびれなどの神経症状は無し。
姿勢検査でやや反り腰の傾向が確認。肩こりも抱え頭痛も併発している。
来院に至るまでの経緯
ある時、趣味の乗馬のレッスン後から徐々に痛みが発生。痛みの影響で乗馬中も腰が不安定になり、馬との連携も合わなくなってきている。乗馬は仙腸関節炎のリスクが高くなるとの知識は元々あり、ネット検索で来院。
日常生活でも着替えなどの動作にも痛みが出ることが多くなり、仕事でも気持ちが落ち着かないことが度々ある。馬との意思疎通が取れにくくなると乗馬が困難になる可能性もあるため、早く治して安心したいと施術を希望する。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 立位正面での右外側の過荷重および反り腰
- 頭部前傾姿勢による骨盤傾斜
- サーモグラフィーによる下腿部の温度は正常
- 片足立ち検査での骨盤内筋群の機能低下
- 血中酸素濃度基準値で異常なし
検査結果の分析により、右足の外側過荷重による骨盤部の仙腸関節への負荷と判断。
施術内容と経過
骨盤の安定と体幹の調整を最優先とした骨盤矯正と骨盤内の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による体幹矯正、血菅加圧トレーニング法による骨盤内筋群の賦活をメインで施術開始。
腰から下腿部のリンパ調整と血流促進を行う。
坐位時の姿勢指導も行い、特に左右両側をおへその下、丹田を意識して座る脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させる大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHAを多く含む食品の積極的な摂取を指示。
週1回ペースで施術を行い、約4週目に日常生活時の疼痛減少がみられる。6週目には乗馬時の運動痛、振動時痛が減少。痛みは残存しているが、症状は沈静化の方向へ。

再検査による姿勢検査での骨盤部の正常位、片足立ちによる下腿部筋群の筋力の基準値クリア。乗馬時や日常生活での疼痛も消失し、仙腸関節運動痛が完全に消失する。
施術開始約2か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

痛みがある逆側が要因です
仙腸関節炎は痛みの部位とは反対側に原因があることが多い腰痛です。骨盤内の構造上、筋肉が綱引きの状態になり、対側に症状が出やすいのです。痛みを感じる側に原因があると錯覚しやすい、少しやっかいな腰痛です。
そのため、治りにくい仙腸関節炎でお悩みなら、痛みを感じる側とは逆側、反対側が最大の要因なのかもしれません。
仙腸関節炎でお悩みなら…
仙腸関節炎について解説しているこちらのページもお読みください。




細胞生理学理論に基づいた新しい施術を体感してみませんか?
今月のご予約枠
ご予約多数のため、お早めにお問い合わせください。
初回は1日2名まで


根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。