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【足底腱膜炎】ランニング時の土踏まずの痛みと膝の靱帯損傷の後遺症があるケースの処置
足底腱膜炎で来院された女性(40代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
ランニングの走行時の痛みが著明。特に地面を踏み込んだ時と長時間歩き続けた時に痛みが強くなる。日常生活動作では歩行時に土踏まずの部位に鈍痛がみられる。
足の裏の母指球周辺の筋肉群の著しい膨隆が観察され、患部に圧を加えると圧痛が起こる。現段階ではマラソン休止中。
両足裏前側に肥大したタコを確認。過去に膝の靱帯損傷の既往歴あり。
来院に至るまでの経緯
マラソンの練習中に痛みが発生。ランニング中の痛みは初期はまだ我慢ができていたが、今現在では走行開始1、2分で痛みが発生し、その後は走ることができない状態。マラソン仲間の紹介で来院。
まだ先であるが秋に大きな大会を控えている。練習を中断しているので早く再開してコンデションを秋に向けて整えたいと考えている。膝もまれに痛む事もありその部位もあわせて施術を希望。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 立位側面での両前側過荷重による足つかみ力低下
- 大腿部外側筋群の過緊張および膨隆
- サーモグラフィーによる大腿部・下腿部の温度は正常
- 頚部外側傾斜および骨盤のゆがみ
- 血中酸素濃度基準値で異常なし
検査結果の分析により、両前側過荷重による足底筋への負荷と頚椎と骨盤の前傾と判断。
施術内容と経過
左右と前後の重心点の安定を最優先とした歩行矯正と外側広筋・足底筋の賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による外側広筋から足底筋の賦活をメインで施術開始。大腿部から足先のリンパ調整と血流促進を行う。
立位時の姿勢指導も行い、特に左足側を親指、内側で地面を踏んで立つ意識への脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させる大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHAを多く含む食品の積極的な摂取を指示。
週1回ペースで施術を行い、約3週目に歩行時の疼痛減少がみられる。4週目にはランニング等、運動痛全般がほぼ減少。痛みは残存しているが症状は沈静化の方向へ。

再検査による姿勢検査と外側広筋、足底筋の足つかみ力が基準値に至り、骨盤の状態も良好。ランニング時や日常生活での疼痛も消失し、歩行痛と運動痛が完全に回復する。
施術開始約1か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

足よりも骨盤が重要です
足底腱膜炎は左右の足のつき方を正常に稼働させることがポイントです。
骨盤を整え、左右の足の接地面が均等になるように調整することで片足にかかる負担が減ります。そこからテーピングなどで補正を行えば、早期に回復まで持っていくことが可能です。
もしも治りにくい足底腱膜炎でお悩みなら一度ご相談いただけると幸いです。
足底腱膜炎でお悩みなら…
足底腱膜炎について解説しているこちらのページもお読みください。




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