【PMS・月経前症候群】頭痛や腹痛、イライラ感などメンタルにも問題が出ていた不調対策

PMS・月経前症候群で来院された女性（30代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

頭痛や腹痛、腰痛の症状が著明。イライラ感などのメンタル系の症状もありピークの際は集中力、気力とにも欠如している状態。肩こり、首こりも併発。食欲の波も激しい。

めまいやだるさなど自律神経系のほとんどの問題も抱えている状態で睡眠障害も発生。猫背姿勢の状況からPMSに大きく影響していると推測。

来院に至るまでの経緯

20代の頃からPMSの症状に悩まされ、医療機関やマッサージ、整体、漢方薬など良いと言われたものには色々と試し一定の効果は出ていたが、明らかに大きな進展は無く現状維持のままで今現在に至る。

もう少し体の状態を安定させたいと考えていた時、自律神経系の症状が改善した友人のことを思い出し、当院の話を聞いて来院。

身体の調子が良い時と悪い時の差が激しく、気分も体以上に好不調の波が激しい。不調の際のイライラ感だけでも緩和したいと施術を希望。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析から、猫背による骨盤部と下半身筋群の筋力低下および血流障害と栄養から起因する問題と判断。

施術内容と経過

インナーマッスルの強化と代謝の向上、ホルモンバランスの安定を最優先とした下半身筋群と骨盤の筋力強化と血流促進・姿勢矯正に加え栄養指導に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理学に基づくリンパ療法と自律神経調整、血菅加圧トレーニング運動療法、ペインシフト療法による歩行矯正をメインで施術開始。大腿部・下腿部の筋力強化および血流促進、猫背の補正を行う。

立位と歩行の際に、かかと・親指で地面を踏む意識で立つという脳内イメージを強化させる。

あわせて食事指導も行い、ホルモンバランスと代謝を向上させるサバなど魚類のEPAとDHAとブロッコリースプラウトなどビタミンや鉄を多く含む食材の積極的な摂取を指示。可能な限り旬の食材を取り入れるよう指導する。

加えて、ホルモンバランスを安定させる入眠時間帯の指示も行う。

初回～2週目/週2回ペース

PMS全般の大きな変化はなし。一進一退の状況が続く。

2週目～4週目/週2回ペース

先週と同様大きな変化は見られず。

1か月経過/週1回ペース

頭痛やだるさの症状が少しずつではあるが緩和し始める。

２か月経過/週1回ペース

自律神経系の症状が大きく改善の傾向に。イライラ感などのメンタルの安定もみられはじめる。

３か月経過/週1回ペース

自律神経系の症状が沈静化に移行し良好な状態へ。姿勢の改善もみられ、下半身の筋肉の再生の兆しがうかがえる。代謝が向上し下半身の温度の状態が回復の傾向。

４か月経過/週1回ペース

立位の姿勢も安定し筋肉量が基準値へ。以前のように我慢できないほどのイライラ感の状態からは脱却。食欲の波も安定する。

再検査による歩行姿勢、猫背および骨盤のゆがみの状態、インナーマッスルと下半身の筋力ともに基準値。血中酸素濃度基準値になり首・肩・下半身の体温正常化で血液状態、睡眠も良好。栄養バランスの数値も理想値に到達しつつある。

施術開始約6か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。

院長からのコメント

PMSにはまず何よりも筋肉量を増やして姿勢を正し骨盤を正常な位置に戻す事、そして熱を生み出す体に変えることです。これは類似症状のPMDDに関しても同じことが言えます。

血流が骨盤内に円滑に流入して細胞組織が正常に機能回復します。特に今注目されている万能野菜の一つ、ブロッコリースプラウトはホルモンバランスや自律神経を整える優秀な野菜です。調理法はお好みで良いので食べやすい方法で工夫されてみてください。

食事に少しの変化を加えるだけでも体が良好な状態へと向かうはずです。

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