【足のむくみ】エステやマッサージでも改善しないふくらはぎの浮腫の事例

足のむくみで来院された女性（30代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

左右の両ふくらはぎの重さ、だるさ、指先にかけて冷えの症状。夕方には足がパンパンに腫れあがり、靴下の跡もクッキリとくぼむほどの浮腫が観察される。

仕事上ヒールを履くことが常で、その影響で足関節の背屈力と底屈力の低下による前脛骨筋の弱化も確認。飲酒も頻度と量も多く、むくみに大きく関与してると推測。

来院に至るまでの経緯

長時間の立ち仕事のため、長年の間むくみに悩まされ続ける。エステやマッサージ、カイロ、漢方薬など色々な施術法を試すも効果がみられずに半ば諦めていた。そんな時、あまりよそでは経験のない施術を行う整骨院の情報を友人から聞きつける。

むくみの改善にはマッサージしか方法はないと思い込んでいたので興味もあり来院。

むくみを取り除いてほしいのはもちろん、自分は何故こんなにも足がむくむのか？その理由が一番知りたいと考えている。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析から、前側過荷重による下半身筋群の血流障害と栄養から起因する問題と判断。

施術内容と経過

姿勢の改善を最優先とした下半身筋群の筋力強化と血流促進・歩行矯正に加え栄養指導に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理学に基づくリンパ療法と血菅加圧トレーニング運動療法。ペインシフト療法による歩行矯正をメインで施術開始。筋力強化および血流促進、姿勢と歩き方の補正を行う。

立位の際に、かかとで地面を踏む意識で立つという脳内イメージを強化させる。

あわせて食事指導も行い、回復力を向上させるサバなど魚類のEPAとDHAと亜鉛を多く含む食材の積極的な摂取を指示。飲酒の日数も可能な限り減らすよう指導する。

初回～2週目/週2回ペース

むくみなど全体的な大きな変化はなし。一進一退の状況が続く。

2週目～4週目/週2回ペース

先週と同様大きな変化は見られない。むくみは残存。

1か月経過/週1回ペース

むくみの程度が減少しはじめる。重さやだるさも軽減の方向に。

２か月経過/週1回ペース

むくみが大幅に減少傾向に。夕方時の足の重さが格段に改善。

３か月経過/週1回ペース

むくみが正常な状態へ。前脛骨筋の膨隆を帯び始め、筋肉の再生の兆しがうかがえる。むくみが沈静化の方向に移行しはじめる。

４か月経過/週1回ペース

立位のふくらはぎの重だるさは軽減され、以前のように我慢できないほどの状態からは脱却。

再検査による歩行姿勢、重心の位置、前脛骨筋の筋力ともに基準値。血中酸素濃度基準値。下半身の体温正常化。血液状態も良好。栄養バランスの数値も理想値に到達しつつある。

施術開始約4か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。

以下ご本人のメッセージ

むくみにはマッサージしか方法がないと勝手に考えていたので、このようなやり方があることに驚いています。

刺激が少なくてもきちんと細胞に届いているのですね。また仕事でむくみ始めると思うのでその時はお願いします。ありがとうございました。

院長からのコメント

ご感想ありがとうございます。お酒はむくみに大きく影響しますのでなるべく休肝日を設けましょう。

お酒を飲む際は豆類を一緒に食べるとむくみに良いので組み合わせも工夫されてみてください。

この度はありがとうございました。また今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

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