【ヘバーデン結節】指の関節痛、腫れ、変形の改善への道

ヘバーデン結節で来院された女性（50代/アパレル）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

左右の両指すべての関節に痛みがあり、特に第３・４指関節が曲げにくく変形と運動制限が著明。指を深く曲げると手掌部全体のこわばりと疼痛が増大。50歳を越えてから強く握ったり、タオルをしぼるなど満足のいく動作が出来ない。

現在指の変形の進行は止まっているが痛みと腫れと運動制限が残存。

来院に至るまでの経緯

手を酷使する仕事ではないため、更年期を迎えたことが原因ではないかと推測し対応策をネットで検索。エクオールや市販のサプリを色々試すが解決に至らず。医療機関で診断を受けるも治療法がないと回答される。

その後、色々な治療院をネット検索。友人の薦めもあり当院に来院する。指の変形や腫れが目立ち、人に見られることをためらい、ストレス解消のネイルサロンにも通えない状態が続く。加齢による変形は受け入れているが接客業の職業上、せめて少しでも腫れを減らし動かしやすくなりたいと希望。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析により前腕部の筋力低下および指関節、手関節の血流量低下と判断。

施術内容と経過

QOLの向上を最優先とした前腕部の筋力強化と手関節の血流促進に重点を置いた。

ソーマダインによる細胞生理に基づく物理療法と血菅加圧トレーニングによる運動療法をメインで施術開始。首から肩・腕・指にかけてのリンパ調整と関節部の筋力強化と血流促進を行う。

栄養指導も行い関節部の潤滑に必要なビタミンと鉄分を多く含む食品の積極的な摂取を指示。睡眠の質を向上させる毎日の習慣もアドバイスする。

６週目に指関節の可動域改善がみられ、若干の痛みはあるがタオルをしぼる動作は可能になり腫れも引き始める。

再検査によるエコー観察および筋力検査で関節部の円滑な可動性、手関節部の温度も安定傾向になる。指関節の可動域も回復し腫脹と疼痛ともに軽減。施術開始３か月時点で経過順調とする。

４か月目にご本人の希望もあり指の変形の施術に移行する。変形の進行をどこまで許容するかが今後の施術の課題である。

以下ご本人のメッセージ

病院に行っても治療法がないと言われ、サプリや漢方薬など人から勧められたものは全部試しましたがすべてダメでした。どうしようかと途方に暮れていたところ友人から噂を聞きネット検索で見つけ伺いました。

色々な角度から施術をしていただき徐々に以前の良い状態に戻ってきているのでこれからがとても楽しみです。

院長からのコメント

ありがとうございます。一度変形した骨は完全に元に戻すことは出来ませんが、手指を不自由なく動かせるまで持っていくことは可能です。

食生活と睡眠の質の向上がヘバーデン結節対策の大きなポイントになります。そこをきちんと守って頂けたことが良い結果につながったのだと思います。

今後のプランは指の変形を可能な範囲まで矯正する段階になりますので引き続き宜しくお願い致します。

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