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【顔面神経麻痺】ストレス性の顎と口の運動麻痺とドライアイ、味覚障害からの開放
顔面神経麻痺で来院された女性(40代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
右片側の顔面麻痺が主訴。重度の麻痺ではないが口を動かすことがスムーズにできない状態。味覚障害に加え、食事やメイクが困難でドライアイで涙が止まらないことも多い。頭痛や耳鳴りなどの自律神経障害もあり。
立位姿勢の観察から外側荷重による体幹の乱れと頭部前傾を確認。片足立ちテストの不安定性が顕著。視診からも免疫力の低下がうかがえる。
来院に至るまでの経緯
後ろから車で追突された交通事故のケガでむちうちの状態になる。その後、仕事中のふとした違和感から次第に口が動かしずらい症状へと推移。味覚障害や頭痛や耳鳴りなども同時に発生。次々に起こる不定愁訴と麻痺と事故のショックで気持ちも折れそうになっている。
過去にテレビで観た顔面神経麻痺の特集番組での過酷な内容を思い出し、これ以上悪くなるのはどうしても避けたいと考え、医療機関との併用で施術を希望。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 血中酸素濃度基準値以下
- 外側姿勢による胸鎖乳突筋の短縮および僧帽筋の過緊張
- サーモグラフィーによる頚部と肩部、顔面部の温度低下
- ソーマダイン検査でのむちうちによる自律神経のバランスの乱れ
- 血液データの分析からタンパク質・亜鉛・鉄・ビタミン群の欠乏
検査結果の分析から、むちうちによる頚部から顔面、肩部の血流低下と自律神経障害および栄養に起因する問題と判断。
施術内容と経過
姿勢、主に体幹の安定と免疫力を向上させるための姿勢矯正と頚部、肩部、顔面部の血流促進と賦活および自律神経調整、栄養指導に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理学に基づくリンパ調整療法と自律神経調整、ペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による免疫力強化をメインで施術開始。
顔と首から肩にかけてのリンパ調整と自律神経調整を行う。
立位と坐位の姿勢時におへその下・丹田の位置を感じて立つ意識への脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を強化させるナッツなどのタンパク質、EPA・DHAやブロッコリースプラウトなどビタミンを多く含む食材の積極的な摂取を指示。また、成長ホルモンを安定させるために入眠する時刻を指定。
初回~2週目/週2回ペース
機能回復など主症状は大きな変化はなし。一進一退の状況。
2週目~4週目/週2回ペース
機能の大きな変化は無し。いまだ一進一退。
1か月経過/週1回ペース
機能回復は一進一退。
2か月経過/週1回ペース
姿勢の変化が弱感みられはじめる。少しずつではあるが、顎関節運動の可動性が改善の方向へ。
3か月経過/週1回ペース
日常生活動作に変化の傾向。ドライアイや味覚など神経回復向上の兆しがうかがいはじめる。

5か月目の再検査による立位の姿勢、味覚の機能と血中酸素濃度ともに基準値クリア。ドライアイの状態も大きく改善しメイク時の支障も少なくなり、自律神経系の症状も軽減の方向に向かう。
栄養状態も理想値へ到達。食事中の不具合や顔面・顎関節運動制限が軽減し、ご本人が目標とするレベルにまで7割達成との報告を受ける。
施術開始6か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

自律神経に重点を置きました
むちうちからの顔面神経麻痺のケースでは、姿勢やゆがみよりも事故のストレスによる自律神経の問題が大きいと推測しました。
私自身、近しい知人に顔面神経麻痺の方がいましたので、その症例も踏まえて体のバランス、免疫力、栄養の視点から今回のケースでも対応しました。
こちらの症例は軽度の麻痺でしたが、重度の症状に対していかなる有効な対応をしていくかが今後の課題になります。
顔面神経麻痺でお悩みなら…
顔面神経麻痺について解説しているこちらのページもお読みください。




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