お気軽にご相談ください!
【顎関節症】歯の治療後から食事の開口時や大きい声で歌う時の痛みが発生した症例
顎関節症で来院された女性(30代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
食事中の鈍い痛みとカラオケなどの口を大きく開ける時に痛みが強くなる。硬い食べ物を噛んだ時はさらに痛みが増し、開口時にポキポキと音が鳴る。首こりと肩こりは以前より罹患。
両足裏の前側に肥大したタコを確認。睡眠時や歩行時に足をつる、こむらがえりをすることが多い。
来院に至るまでの経緯
歯科で歯の治療後に顎に鈍痛を感じ、徐々に痛みに変移。会話時の痛みはさほどではないが大きい声を出す時に痛みが強く、不意の痛みが精神的なストレスになっている。
おそらく歯科での長時間の開口の影響で顎がおかしくなったと予測しネット検索で来院。
定期的にカラオケに行くことがストレス解消のため、早く治して思い切り歌いたいと施術を希望する。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。
- 立位正面での左右両側の前側過荷重および足の裏両側に肥大したタコ
- 頭部前傾姿勢による頚椎過荷重
- サーモグラフィーによる首・肩・顎関節の温度は正常
- 前脛骨筋・腓腹筋・ひらめ筋の筋力低下
- 血中酸素濃度基準値以下
検査結果の分析により、左右両足の前側過荷重による頚椎と顎関節への負荷と下腿部筋群の弱化による安定性の欠如と判断。
施術内容と経過
左右の下半身の安定強化と頭部の正常位補正を最優先とした姿勢矯正と下腿部筋群の賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢矯正、血菅加圧トレーニング法による下腿部筋群の賦活をメインで施術開始。
首・肩および下腿部から足先のリンパ調整と血流促進を行う。
立位時の姿勢指導も行い、特に左右両側を親指、内側とかかとで地面を踏んで立つ意識への脳内イメージを強化させる。
あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させる大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHAを多く含む食品の積極的な摂取を指示。
週1回ペースで施術を行い、約3週目に開口時の疼痛減少がみられる。4週目には顎関節のクリック音がが減少。痛みは残存しているが症状は沈静化の方向へ。

再検査による姿勢検査での頭部の正常位、下腿部筋群の筋力の基準値クリア。食事、カラオケ時や日常生活での疼痛も消失し、顎関節運動痛が完全に消失する。
施術開始約2か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。
院長からのコメント

顎関節も下半身が関与です
日常生活で足に何らかのトラブル、例えば足のつりやひねり癖があると顎に後々影響が出できます。
下半身の不安定さを上半身が補おうとして、無意識のうちに上半身のどこかに負荷がかかっていきます。そこからある出来事をキッカケに痛みとして顕在化します。
そのため、主訴が顎関節であったとしても下半身の強化は重要なのです。
顎関節症でお悩みなら…
顎関節症について解説しているこちらのページもお読みください。



細胞生理学理論に基づいた新しい施術を体感してみませんか?
今月のご予約枠
ご予約多数のため、お早めにお問い合わせください。
初回は1日2名まで


根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日2名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。