【メニエール病】めまいに吐き気と耳鳴りで起立不能になる悩みを克服したケース

メ二エール病で来院された女性（50代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

めまいを契機とした吐き気や耳鳴りが主訴。疲労が重なると吐き気とめまいで起立困難になり、動けずほぼ寝たきりの状態になる。

立位の姿勢での頭部の前方傾斜が顕著で、呼吸の浅さ、触診による頚部と肩部の筋硬直。ソーマダイン測定による自律神経の乱れ、足の裏の前側に肥大したタコを確認。メニエール病に大きく関与していると推測。

過去に子宮がんによる軽度の足のリンパ浮腫も併発。

来院に至るまでの経緯

数年前から突然の体調不良に陥り医療機関を受診、メニエール病と診断。耳鳴りとめまい、吐き気を抱え、疲れがピークになると立つことも困難になり、就寝時には枕元に洗面器を置くほどの吐き気に催される。

一度不調のピークになると日常生活動作が不能になり仕事もまったくできない。過去に整体やカイロ、マッサージなどを試すもなかなか改善に至らず。そんな状態を心配した友人の紹介で来院。

同僚や家族に迷惑をかけたくない気持ちから、少しでも不調になる頻度と程度を軽くしたいと考えている。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析により、前側重心による頚椎への過負荷と血流障害、呼吸量低下および自律神経障害と判断。

施術内容と経過

頚椎の矯正と自律神経のバランス調整を最優先とした姿勢矯正と上半身の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による姿勢調整、血菅加圧トレーニング法による血流促進および賦活をメインで施術開始。

頚部から肩、下半身にかけてのリンパ調整を行う。

立位と坐位時の姿勢指導も行い、親指側・内側およびかかと側に重心を意識して立つ脳内イメージを強化させる。

あわせて栄養指導を行い、免疫力を向上させるナッツや大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHA、ブロッコリースプラウトなどのビタミンを多く含む食品の積極的な摂取を指示。

また成長ホルモンを促進させるためにベストな就寝時刻を指示する。

週1回ペースで施術を行い、6週目にめまいや吐き気などの減少がみられる。10週目には耳鳴りなどが大幅に減少し、筋硬直も緩和。症状の波は残存しているが、身体の状態は沈静化の方向へ。

再検査による立位検査での重心位置の安定、めまいや耳鳴り、吐き気の頻度も減少。呼吸量と自律神経のバランスも安定の方向に向かい、血中酸素濃度と栄養状態も基準値到達。

まだ波はみられるが、不調で動けないほどの状態になることも激減し、リンパ浮腫の状態も良好。ご本人が理想とする回復レベルまでほぼ到達、とのご報告を受ける。

施術開始、約5か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。

院長からのコメント

メ二エール病は疲労が重なると、日常生活もままならない状態になり仕事やプライベートに大きな支障をもたらします。

私の母も長年メニエール病に苦しみ、その辛さを幼少期からみてきました。そのおかげもありメ二エールへの対策はどうすればよいか、を的確に判断できるようになれたと考えています。

もしもメニエール病でお悩みなら一度ご相談いただけると幸いです。

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