【オスグッド病】バスケットボールで発生した膝下痛のスポーツ障害の対応

オスグッド病で来院された男性（10代/学生）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

ランニング、ジャンプ時の膝下の運動痛や疼痛が主訴。特にジャンプした際の痛みが強く、日常生活動作でも痛みが発生することがまれにある。練習は休まずに継続中。

立位の姿勢での前方荷重が顕著で、偏平足を確認。過去の外傷歴は無し。

来院に至るまでの経緯

バスケットボールでの練習中に痛みが発生し、ジャンプ動作が困難になる。医療機関を受診し、オスグッド病と診断。安静を指示されるが何か対処法を求め、同級生の紹介で当院に来院。

痛みで練習を休むことに抵抗があり、早く治して全力でプレーしたいと切望している。

検査と所見

初回検査結果は以下の通り。

検査結果の分析により、前方重心の過荷重による前脛骨筋への過負荷と血流障害と判断。

施術内容と経過

下腿部に負担のかかりにくい姿勢への矯正と炎症沈静化を最優先とした歩行矯正と膝関節部・前脛骨筋の血流促進・賦活に重点を置いた。

整体法による骨盤矯正、ソーマダインによる細胞生理に基づくリンパ療法とペインシフト運動療法による歩行調整、血菅加圧トレーニング法による血流促進および賦活をメインで施術開始。

膝関節と下腿部から足関節・足裏にかけてのリンパ調整を行う。

立位時の姿勢指導も行い、かかと側に重心を意識して立つ脳内イメージを強化させる。

あわせて栄養指導を行い、回復力を向上させるナッツや大豆などのタンパク質やサバなどのEPA・DHA、ブロッコリースプラウトなどのビタミンを多く含む食品の積極的な摂取を指示。

週1回ペースで施術を行い、4週目に日常生活動作の疼痛の減少がみられる。5週目には運動痛が大幅に減少。痛みは多少残存しているが、症状は沈静化の方向へ。

再検査による立位検査での重心位置、足つかみ力の回復。膝関節部、前脛骨筋部の疼痛と運動痛、日常生活での疼痛も消失し、下腿部運動痛が完全に消失する。

施術開始、約1か月時点で経過順調とする。予後良好により現在定期メンテナンス中。

院長からのコメント

中度の前方荷重と足つかみ力の低下で膝に負担がかかっていましたので、足の着地の修正と血流促進の施術を行いました。

まだ年齢が若いこともあり、回復力も旺盛でしたので予想以上のスピード治癒でした。

もしもオスグッド病でお悩みなら一度ご相談いただけると幸いです。

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